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クリック課金型求人広告とは?従来の媒体との違いは何?掲載費用の仕組みについて解説!
2024.7.12 課題解決

クリック課金型求人広告とは?従来の媒体との違いは何?掲載費用の仕組みについて解説!

最近よく聞く「クリック課金型求人広告」というキーワード。2024年1月30日に始まったIndeed PLUSを始め、求人ボックスやスタンバイなど、しばしば話題に上がる求人サイトで採り入れられている手法です。
では、今までの媒体とどういった点が異なるのでしょうか。各掲載システムのメリット・デメリットと併せて、クリック課金型求人広告の仕組みについて解説していきます。

求人広告の課金システムにはどういったものがある?~掲載課金型・クリック課金型・採用課金型~

はじめに、求人広告の課金システムは以下の3つに大きく分けられます。

① 掲載課金型
② クリック課金型
③ 採用課金型

②の解説の前に、先に従来型である①③について解説していきます。

① 掲載課金型
従来の求人広告で多く採られているシステムです。掲載そのものに金額が発生します。
何人、何十人と採用成功した場合でも一定の金額しか発生しないので、人気の職種などはコストパフォーマンスに優れています。また、掲載課金型は応募が集まらないことにはリピートにも繋がらないため、SEO対策やブランディングに力を入れていることが多く知名度を高めて集客に繋げているため、登録している求職者数が比較的多いのもメリットと言えるでしょう。

デメリットとしては効果に関わらずある程度の金額が初めからかかるため、全く見られなかった場合=空振りのリスクもあります。また、多店舗展開企業などは店舗の数に応じて掲載本数も増えていくため、費用がかさんでしまうこともあります。

なおプランに応じて表示順位や原稿サイズなどが決まっているサイトも多いため、費用対効果を最適化するためには採用難易度に応じてプラン選定をより慎重に行う必要があります。

例:タウンワーク、バイトル、マイナビバイト、リクナビNEXT、DODA、マイナビ転職など

③ 採用課金型
業界特化型サイトなどで用いられることが多いシステムです。掲載時点では課金されず、採用成功時に成果報酬として金額が発生します。
医療系や介護系職種、研究職等、掲載課金型では採用難易度の高い業種でも気軽に掲載しやすく、費用対効果が最大化されるのが特徴です。

ただし① ② と比較するとサイトパワーが劣ることも多く、掲載に費用がかからないことから求職者数に対して掲載本数が多すぎることもあり、採用までのリードタイムが長くなりやすい(時間帯効果が悪い)点がデメリットとなります。また、難易度が高い職種に関しては成功報酬についても高く設定されていることが多いです。

例:しゅふJOB、マッハバイト、Openwork、Green、ジョブメドレーなど

なお、厳密には求人広告に該当しませんが人材紹介サービスや一部のダイレクトリクルーティングサービスも採用課金型の採用手法となります。
ダイレクトリクルーティングサービスの中でも、成功報酬以前に参画に一定金額が発生するリジョブやビズリーチなどは① ③の要素を併せ持つサイトと言えます。

クリック課金型の課金システムとは?1クリックあたりどれくらいの金額がかかる?

ここまで① ③ について解説してきましたが、それではクリック課金型の求人広告はどういった仕組みになっているのでしょうか。概要から解説していきます。

② クリック課金型
Indeed PLUSや求人ボックス、スタンバイなどで用いられているシステムです。掲載後、クリックが発生して初めて金額が発生する仕組みのため、金額に対して閲覧が担保されている=空振りのリスクが少ない形になっています。
期間と上限金額は一定以上であれば自由に設定することができ、途中変更も何度でも可能のため、運用効果に応じて予算組みを適宜変更して調整することが可能です。求人本数に関わらず予算を自由に設定できるという点は複数職種での募集や求人本数の多い多店舗展開型企業であってもリーズナブルかつコストパフォーマンスよく掲載することができるメリットがあります。

なお、Indeedや求人ボックスといったサイトは直接掲載する「直接投稿」の他に「クローリング」といってWEB上のありとあらゆる求人サイトや企業の採用HPなどからも募集内容を集めてくる方式を採っているため、求職者にとってはそれぞれのサイトに登録せずとも、一括で求人を比較検討できるようになっています。そのため、Indeedは多くの求職者に利用されており、世界No.1および日本No.1の利用者数を誇る求人検索サイトとなっています。

クリック課金型求人広告の表示順位ロジック:クリック単価とは?

「1クリックあたりどれくらい費用がかかるのか」「サイト内での表示順位はどのようになっているのか」こういった疑問をお持ちの方も多いかと思います。これを解消するためには「クリック単価」というキーワードを理解する必要があります。

クリック単価とは、1クリックあたりにかかる金額のことで、これは一定の金額ではなく募集内容や掲載金額、市場状況によって変動します。

というのも、Indeedの表示順位は基本的にクリック単価のオークション制となるため、掲載金額(上限金額)が高ければ高いほどクリック単価を高く取ることができ、掲載順位が上がりやすくなります。しかしながらクリック単価が高くなりすぎると多くの求職者に求人を見てもらうことができません。そのため、ある程度クリック単価を抑えての運用が好ましいとされます。

「それだと表示順位が上がらないのではないか」と思った方もいらっしゃるかと思います。心配ご無用、Indeedでは表示順位が上がるクリック単価以外の要素として、以下のようなものがあります。
・募集職種の人気度が高い、求職者の需要が高い
・求職者のレジュメや検索キーワード、行動履歴との合致度が高い
・好条件で検索されやすい
・新着の原稿
・企業が素早く返信を行っている(高返信率)、多くの求職者にブックマークされている(人気)等のバッジがついている

これらを満たす原稿であれば、クリック単価が安価なまま、上位に表示されやすくなるので、一番良い状態で掲載できていると言えます。
対して、これらを満たさないものについては、クリック単価を上げることでしか上位表示を獲得できないため、結果としてコストパフォーマンスが悪い結果になってしまうというわけです。

特に原稿と求職者の合致性を上げる必要がある点や発見性の高い原稿を作る必要がある点は、ノウハウ無しには難しく感じます。クリック課金型求人広告のデメリットは、各条件によってクリック単価が変動していく中での運用難易度の高さが挙げられるでしょう。

まとめ

多くの求職者にリーチのできるIndeed PLUSをはじめとしたクリック課金型求人広告ですが、これまで述べてきたように従来の掲載課金型求人広告とは大きく異なる性質を持ち、掲載期間中に細かい調整が必要となる「運用型広告」です。

クリック単価を抑えてより多くの人に見てもらうためには、原稿作成テクニックや運用ノウハウに基づく様々な施策を打っていくことが必要になるため、代理店を通して掲載する採用企業様が過半数を占めています。

弊社でもノウハウや独自のツールを用い、日々運用チームがスコアを注視して運用・改善を行っています。「話を聞いてみたい」「シミュレーションを出して欲しい」という企業様は是非フォームよりお問い合わせください。